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健康食品(青汁と発芽米)で、お客様と地域を元気に

株式会社ファンケルは、東宇和農協(農家)、西予市(工場)と企業(販売)が連携し「地域循環型」の「青汁」を開発・販売すると共に、多くの生物が生息する水田の維持のため「発芽米」を生産・販売することで、日本の生態系の維持に貢献しています。

●青汁について
青汁の生産工場は、愛媛県西予市「農協」と「市(町)」と株式会社ファンケルが連携し、第3セクター方式で2002年に設立しました。「農協」は「農産物(ケール)」の供給をし、「市(町)」は、「雇用促進」と「青汁の搾り粕の再活用」を担当。株式会社ファンケルは、「販売」などを担っています。

具体的には、「農協」が土の状態を調べ、農家と共にケール栽培で、生態系に配慮し、不足している「ミネラル」を補充。化学農薬に頼らない栽培を行います。そして「市(町)」は、地元の雇用を確保すると共に、生産工程で出るケールの絞り粕(廃棄物)を、「農業試験場」と共同で、業界初の「飼料化技術」を応用した「牛の餌」を2007年に開発、地元の酪農家に供給しています。
さらに酪農家から提供された牛の糞を「たい肥」として「農家」に供給し、「地域循環型」で地域活性を図っています。

一方販売を担う株式会社ファンケルは、ケール飲料(青汁)の効能効果を研究し、消費者に野菜不足だけではなく、アレルギーの体質改善、生活習慣病予防などの効果を、訴求して活用しています。

●発芽米について
お米の消費量は、食事の西洋化や少子高齢化の影響で減少しています。株式会社ファンケルは、お米の消費拡大に向け、お米が持つ栄養価、健康への効果、また水田が生態系維持に重要な役割を果たしていることを消費者に知っていただくため、2008年から原料の原産地・加工地をホームページなどで発信しています。
例えば、株式会社ファンケルが扱う米の産地(北海道)は、湿地や湖が多く、渡り鳥の飛来地になっている地域です(ラムサール条約の指定地)。さらに「発芽米」が作られる生産工程で出る「不良品(選別品)」の「米粒」は、地元の養鶏場の「餌」やキノコの「菌床」などに活用し、「廃棄ゼロ」の生産を実現しています。
また米を発芽させる時に出る「大量の水」も、畑の肥料として活用しています。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです