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みんなでつくる伝統野菜

江戸時代から親しまれている伝統野菜の種を、これまでに900名の社員へ配布しました。社員自ら「栽培、収穫、食す」ことを通じて、地域の食文化や自然に触れ、緑に親しむ機会の場としています。

生物多様性を守るには、まずは暮らしの中で、生きものとのつながりを感じることが大切だと考え、2016年に、地域の食文化に関するアンケートを交えた「伝統野菜の種 応募キャンペーン」を実施しました。社員とその家族へ、各地域の伝統野菜の種を配布し、種から野菜を育てる活動を毎年行っています。

当社は、暮らしの基本である「食・住」に関わる事業・サービスの提供を行っています。メイン商材であるガスコンロ「DELICIA(デリシア)」は、美味しさはそのまま、家事の時短生活をめざして開発されました。(「ラク家事」商材と呼んでいます)誰もが、楽しく、健康的な食事をすることができる社会の実現を目指しています。

食材となる野菜や魚には、「旬」という食べ頃の時期があります。また、代々受け継がれてきたその土地に合った郷土料理(伝統野菜・文化)にも着目をし、生物多様性や環境にも寄与する活動をしたいという思いがありました。

当初、参加者の約90%以上は農業未経験者でした。参加者には、愛知伝統野菜の青大きゅうり、十六ささげ、大高菜など、種から育ててもらう中で感じたことや、収穫風景の写真などを事務局まで寄せてもらい、環境社内報やイントラネット等で紹介しています。参加者同士のコミュニケーションも高まり、賛同者は、発足当初に比べて20倍に増えています。また、当社の敷地内においても同様に菜園コーナーを設け、2018年は、社員150名分の伝統野菜を収穫し、配布しました。当社製のビルトインコンロ「DELICIA(デリシア)」を使った健康料理教室では、その一コマで、愛知県の伝統野菜「十六ささげ」を用い、独特な野菜の特徴を生かした調理法などを学びました。

多くの皆様にこの取組みに共感いただき、これまで4年間継続することができています。2018年は、自ら伝統野菜を「栽培・収穫・食す」活動に605名の参加がありました。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです