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(日本語) 自然と共生する社会を目指す三五の活動

当社は国内外で森づくりを展開し、約26万本の苗木を植栽しました。名古屋市にある「ECO35」は森とビオトープ、田んぼの里山環境を創出し、子どもに環境学習を実施しています。また、地域貢献として外来生物駆除活動を実施しています。


ECO35の森。工場跡地に都会のオアシスができ、生きものが戻ってきた

1.三五の森づくり
当社は基本理念のひとつに「環境づくり」を掲げ、35万本の植樹を目指して森づくりを全社展開しています。植樹祭を開催し、従業員とその家族で苗木を植栽しています。
■三五グループの植樹拠点:19拠点 国内11カ所、海外8カ所
■植樹総本数:26万本(2018年8月末まで)
■延べ参加人数:24,500名

2.ECO35の活動
当社が2006年に初めて植樹した名古屋市熱田区の施設「ECO35」の建設の際に、工場跡地に研究棟やホールとともに森とビオトープ、田んぼを創出しました。今ではビルやマンションが立ち並ぶ都会の中に巨大な森ができ、生きものが住む都会のオアシスとなっています。
■ECO35の10年後の生態系調査の結果
・苗木植樹密度  4本/㎡→2~3本/㎡
・樹高      30cm程度→最大12m
・飛来鳥類    21種 ※周辺工業立地の8倍
・トンボ     11種
■ECO35での環境学習会
・森の機能と涼しさ体験
・田植え、稲刈り体験
・生きものをつかまえよう
・ミニビオトープづくり
・屋外ビンゴ
・ホタル観賞会
ECO35での環境学習は、近隣の小学生や社員とその家族に対し「見る、触れる、体感する」をメインに、自然共生の重要性や米づくりの素晴らしさを楽しく学べる企画にしています。
ミニビオトープづくりは小さな水槽に土、沈水植物、メダカやタニシなどを水槽にバランスよく入れ飼育して、水替えやエアポンプを不要としました。生態系のバランスの重要性を学んでもらう題材となっています。

3.オオキンケイギク駆除活動
愛知県環境部が設立した生態系ネットワーク協議会に、当社も参画しています。2015年この協議会より、オキンケイギク駆除の要請がありました。当社の工場周囲を確認すると、三好工場に隣接している境川とその支流の方面にある、在来種のワレモコウやツリガネニンジンなど生育する堤防植生に、オオキンケイギクがかなり繁茂している状況でした。
そこで生物多様性を目的に河川管理者のみよし市へ、弊社と協働でオオキンケイギクの駆除を行う事を申し入れました。この活動は2016年から合計3回、毎年200人以上で駆除活動を実施しています。


ビオトープのメダカを捕まえるのに苦労する子どもたち

更新日:2018.12.27  ※記事の内容は投稿当時のものです