生物多様性5つのアクションたべようふれようつたえようまもろうえらぼう

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里地里山,里川の生物多様性保全プロジェクト

荒廃した休耕田を整備して17年市民参加の無農薬の米作りと田と川での生きもの調べを行い、里地の生物多様性を保全、またスウェーデンの森のムッレ教育に基づき、ESDの推進と生物多様性保全を目指す自然教室などを行っています。

1999年に発足し、子どもたちが五感で自然とふれあい、体験的にエコロジー(生態学)を学んで「自然感覚(他の生物や環境に配慮し大切にする感覚)」を育む里地里山、里川の生物多様性保全プロジェクト事業とリーダー育成事業、ハンドブックなどの出版事業などを行っています。

(1)幼児~大人を対象に津丸の田んぼで無農薬の米づくり(➀田植え②草取り③田んぼの生きもの調査④稲刈り⑤脱穀・収穫米の調理⑦しめ縄づくり⑧田んぼの生きものワークショップなど)を毎年実施しています。米づくりを続けることで田んぼの生物多様性を保全すると共に、一連の事業を通じて二次的自然である田んぼの生物多様性への気づきを促します。また自ら田んぼの作業に関わること、米を食べることが水田の維持とその生物多様性保全につながることへの気づきを促して、保全意識を育むことを目指しています。

(2)幼児から小学生を対象に、竹尾緑地やわかたけ広場での①自然教室、②生物調査(絶滅危惧Ⅱ類のニホンアカガエルやカスミサンショウウオなど)、③アサギマダラのマーキング調査を毎月実施しています。これらの取り組みは自然体験型のスウェーデンの環境教育プログラムを基にしており、生物多様性への気づきや、生物相互や環境とのつながり、自分とのつながりへの気づきを通じて保全意識を育むことを目指しています。

(3)子どもたちを身近な自然にいざなうリーダーの養成講座を毎年実施しています。

(1)~(3)を通じてESDの推進を目指しており、また地域の生物多様性への気づきを促す事を目指して田んぼや里山などのハンドブックなどの出版を行っています。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです