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(日本語) 気軽にパーマカルチャー~本気の堆肥作り~

尼崎南西部に位置する旧大庄西中学校跡地にて運営している、大庄おもしろ広場。そこでは雑草対策としてヤギを飼っています。そのヤギの糞と街路樹の落ち葉などを使って、本気で最高の堆肥を作ろうという企画を開催しています。


落ち葉とヤギの糞で最高の堆肥作り。これぞ循環。

当団体は、2011年に「トランジションタウン尼崎」として設立されたことに始まります。「持続可能な社会とは?」などをテーマに対話しながら、都市部においての持続可能な暮らしやコミュニティー構築へのアクションを始めました。その後、自主上映会、マルシェ企画開催、宿泊体験型講座、食を通じての交流などを軸に2017年にNPO法人化しました。
廃校となった大庄おもしろ広場では、広場の運営の一員として参加しています。廃校跡地にはびこる“雑草”による蚊の発生などが地域住民にとっての苦情となり、この広場の市民運営の構想が持ち上がりました。その際にエコロジカルな活動で交流のあった地域住民の誘いから運営に加わることになりました。
校舎は取り壊されてはいるものの、運動場と少しの部屋が残されており、それらを活用しながら地域の方々の交流と学びを生み出す場として運営しています。冬には雪を運び込んでの雪遊び体験、夏には夜店、夏と秋には季節に合ったキャンプ型の企画やマルシェを開催、実践しています。NPO法人はちの活動は、広場内でのこのような企画を開催することであり、その他は各施設、地域などへの波及効果と支援を行っています。
尼崎市内においては、公園管理会社との連携により、「soil recycle」(土の引受)「小田フェス」(マルシェ企画)などの開催、自主上映会の「町の上映会」(教会)「寺の上映会」(お寺)での開催と支援、食を通しての交流においては「企画書塾」(curry付き)や「まあるい食卓」(子ども・地域食堂)、宿泊体験型講座や各種講座を開催しています。
「気軽にパーマカルチャー~本気の堆肥作り~」では、パーマカルチャー関西の代表、橋本憲一郎氏との繋がりから、都市部でのパーマカルチャーの広がりを試みたものです。この企画を始め土にまつわる活動も行っており、多様な生物の“命の関わり合い”が、わたくしたち人が口にするものを得ることに大きく影響しているという学びを内在した講座を企画開催しました。来年度は河川、里山、森、都市部など地域ごとの生物多様性の年、4回の講座を企画中です。


老若男女どなた様でも参加自由。気軽にパーマカルチャー!

更新日:2018.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです