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志津川湾洋上めぐり

船で志津川湾内を巡りながら,ラムサール条約に登録された志津川湾の自然や,カキやホヤの養殖の様子を見学することによって,自然の素晴らしさや環境保全に関心をもってもらうことを目的とした活動です。

宮城県志津川自然の家は、南三陸志津川湾とその周辺の豊かな自然のもと、自然体験活動や宿泊体験活動を通して、青少年の健全な育成を図るとともに、県民の心身の健全な発達を図ることを目的とした社会教育施設です。 また、東日本大震災により大きな被害を受けた南三陸町にある自然の家として,震災の被害と復興の様子を伝えることができる施設としても重要な役割をもっています。

当施設ではカッター漕艇やシーカヤック体験、いかだ作りなど海洋型の自然体験を実施しています。その中でも洋上めぐりは、ラムサール条約に登録された志津川湾の自然や、カキ、ホヤの養殖の様子などを見学することによって、自然の素晴らしさや環境保全に関心をもってもらうことを目的とした活動です。

具体的にはまず、定員24名のカッター船に乗り込んでもらい、和船で曳航しながら志津川湾を案内します。昨年10月にラムサール条約にも登録された志津川湾の特徴について説明したり、湾内の養殖について説明を行ったりします。その後当施設で管理している養殖いかだに係留し、養殖しているカキやホヤの様子を見学してもらいます。成長過程にあるそれぞれのカキやホヤを実際にその場で手にとってもらいながら生態を確かめてもらったり、新鮮なホヤをその場で試食したりするなどの体験活動を行っています。さらに国の天然記念物にも指定されている椿島周辺を周遊し、島の自然について説明を受けたり,カモメの抱卵や孵化の様子などを間近に観察したりすることもできます。

洋上めぐりは子どもから大人まで、志津川湾の豊かな自然を五感を使って味わうことのできる魅力的な体験活動となっています。この活動を通して多くの人に自然の雄大さや素晴らしさ、恵みをもたらす海の環境保全に関心をもってもらいたいと考えています。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです