生物多様性5つのアクションたべようふれようつたえようまもろうえらぼう

show 

トンボ100大作戦 ~滋賀のトンボを救え!~

滋賀に拠点を持つ企業8社が連携し、県内に存在するとされている100種のトンボについて、調査、保全、発信の3つの作戦を通して、地域の様々な団体と連携の輪を広げ、滋賀県の生物多様性保全に楽しく貢献する活動です。

生物多様性びわ湖ネットワーク(以下、BBN)は、滋賀に拠点を持つ企業が連携し、滋賀県の生物多様性保全を目指し活動する団体です。
BBNでは、県内で確認されている100種のトンボに関して、「トンボ100大作戦 ~滋賀のトンボを救え!~」として探す、守る、知らせるの3つの作戦を、地域の様々な団体と連携の輪を広げながら実施しています。

現在、BBNには、旭化成株式会社、旭化成住工株式会社、オムロン株式会社、積水化学工業株式会社、積水樹脂株式会社、ダイハツ工業株式会社、株式会社ダイフク、ヤンマー株会社の計8社が参加しています。

滋賀県は琵琶湖を中心に山々に囲まれており、内湖、里山など様々な環境が存在し、100種のトンボの生息が確認されている日本有数のトンボ県です。全国で唯一全市町村対象の調査(1990・2010年代)が2回行われましたが、近年では人の活動による影響によって、種の減少が加速しています。トンボは種によって生息環境が異なり、その自然環境を評価する指標生物とされていることから、各社の共通保全種として、地域や自治体、専門家とも連携しながら、滋賀県の生物多様性保全に寄与する活動を遂行しています。

作戦1:滋賀のトンボ100種を探そう
まずはトンボの観察・採集を通じて自社の緑地や地域の自然の現状を把握します。また希少種や生息状況のデータを収集し、専門家と共有するとともに、他社の調査にも同行して企業間の交流を図っています。

作戦2:滋賀のトンボを守ろう
保全意識向上のために社会に現状を伝え、啓発を行うという間接的な保全から、外来種の駆除等による生息環境の改善や、ビオトープの設置など直接的な保全も行っています。

作戦3:みんなに知らせよう
従業員や地域、社会に向けてプロジェクトの意義や成果をシンポジウムなどで発表したり、自然観察会や、琵琶湖博物館にて企画展示会を開催するなど、生物多様性の認知普及活動を広く発信しています。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです