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ガタレンジャーJr.

藤前干潟保全の意義を伝え、そのフィールドを生かした次世代育成を目的として始めたのが「ガタレンジャーJr.」の活動です。2009年の開始から10年が経過し、着実に活動の成果を出しつつあります。

藤前干潟は、かつてのゴミ処分場建設計画から守られ、2002年にラムサール条約の登録地となりました。同年から大人向けのボランティアガイドプログラムとして「ガタレンジャー養成講座」を開設し、さらに生物多様性COP10の開催を機に子ども向けに始めたのが「ガタレンジャーJr.」のプログラムです。小学校高学年から中学生を対象とした、主に藤前干潟での自然体験を実施し、年間を通じて環境保全や生物多様性について考える機会を設けました。また、単なる自然体験にとどまらず、特に自主的な行動力を身につけられるようなプログラム作りを重視しています。

現在は年間6回の連続講座の形をとり、季節の変化に応じた自然観察を中心に、野外体験や環境問題全般にかかわる内容を設定し、環境に関する広い視野の育成を心がけています。本プログラムは1年間で修了となりますが、多くの方々が修了後も自主的に参加し、活動を継続する方も多くなっています。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです