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(日本語) 入場無料-世界の淡水魚水族館

『花園教会水族館』は、「生きた魚を見たことがない」という子どもの声から始まった、居場所のない子こどもが1人でも来ることができる入場無料の世界の淡水魚水族館。どんな子どもでも、生き物とのふれあい、また生きものクイズを通して生きものに興味が持てる施設です。


180種類以上の生き物と実際にふれあって肌身で生き物の多様性を学びます。

生き物クイズを通して生きものの生態について学びます。クイズを通して培った知識を、今度は違う子どもたちに伝えています

居場所のないこどもがひとりでも通える入場無料の水族館ができたのは、
ある日、教会を訪ねてきた少年が、趣味で教会に置いた水槽を見て、「生きている魚を見たことがない」と呟いたのがきっかけです。
私は心底驚きました。
私は幼少期を自然豊かな田舎で過ごしたので、
田んぼでザリガニを釣り、川で泳ぐ魚の姿を見て、夏になれば虫捕りに明け暮れていました。
ところが住宅街にあるこの教会の周りには、確かに自然が少ない。水槽を眺めている少年の目はキラキラとしていました。
「子どもの世界観を広げるお手伝いができれば……」
少しずつ水槽を増やし、アマゾンの魚など、珍しい魚を仕入れては、飼い始めました。また、東日本大震災時の停電などの影響で、魚を手放す人も多く、それらを引き取って飼い始めたことで、徐々に種類が増えていきました。
地域の子どもが友達を呼んできたりするうちに「ここを小さな水族館として、開放してはどうか」と考えるようになり、
2014年12月、正式に「花園教会水族館」をオープンさせました。
こどもがお金がなくてもひとりで通えるよう、入場無料での一般公開しています。
現在は、小学生~大人まで楽しめる淡水魚水族館(種類の多さ関西一!)とても小さい私設の水族館ですが、淡水魚の数は関西随一です。環境省・農林水産省より水族館認定。
見て楽しむというよりは、スタッフに聞いたり、魚にエサやり体験したり、トカゲやハリネズミ・カメを触ったりして楽しむ体験型施設です。
京都ではここにしかいないゾウガメがいます。触れます。
カミツキガメの生態を詳しく知る事ができるのは日本でもここだけではないでしょうか?
命の大切さ・飼育の心得を学べる子どもにも優しい年間来館者は2000名以上の施設です。


更新日:2018.12.27  ※記事の内容は投稿当時のものです