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JBIBいきものDays

愛知目標の一つである生物多様性の主流化の実現に向け、企業人・一般市民を含む都市生活者を対象に、企業緑地などでの動植物のモニタリングや植林活動を一斉に実施するイベント「JBIBいきものDays」を継続開催しています。

一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)は、生物多様性の保全を目指して積極的に行動する企業の集まり(会員43社)であり、生物多様性に関わる様々な課題に取り組んでいます。「JBIBいきものDays」は、愛知目標第1項の「生物多様性の主流化」を実現するため、生物多様性の保全と持続可能な利用を社会経済活動に組み込み、社会に浸透させていくうえで重要な役割を担う、企業人・一般市民を含む都市生活者の知識と関心を高めることを目的とし、2017年に開始した一斉自然体感活動です。

「JBIBいきものDays」では、参加企業各々の企業緑地及び関連する緑地で生物多様性を体感できるイベントを一定期間中に開催し、JBIBが独自に開発した共通ツール「いきものモニタリングシート」を用いて調査結果を共有しています。イベントの内容は、生きもの調査や、植林・育林活動を含む生物多様性関連行事などを参加企業が独自に設定し、社員やその家族、近隣住民など参加者を募って実施しています。

2017年は、5月22日(国際生物多様性の日)~6月5日を一斉活動期間としました。2018年からは環境省『グリーンウェイブ』オフィシャル・パートナーとなり、活動期間を3月1日~6月30日に拡大したこともあり、2017年の参加企業・参加者:9社360人が、2019年:13社8,016人と着実に規模が拡がっています。当初は2020年までの目標としていた累計参加者10,000人ですが、2019年:10,853人と一年前倒しで達成できました。

生きもの調査では、モニタリング対象30種のほぼすべてが確認されているだけでなく、珍しい植物のカントウタンポポ、ウマノスズクサ、猛禽類のミサゴやオオタカ、昆虫のゴマダラチョウなども発見されています。参加者から「こんな身近にいるの?」という感想も聞かれるなど、想像以上に多くの種類の生きものが身近に生息していることを実感していただいています。また、毎年継続して参加されている方も多く、生きものを観察するレベルが上がっていると思われます。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです